セノテヅルモヅルの成体に時々幼若個体が付着していることがあります。私はこれを勝手に「すねかじり行動」と呼んでいます。
本当の親ではなくても成体であれば取り付き、餌を横取りしているように見えます。取り付いている間は他の個体へ移動することほとんどありません。
「同種間の寄生」のような行動です。
昨日、取材の写真撮影のため、成体から幼若個体を離しました。
撮影終了後、幼若個体はすぐに戻ろうとしていましたが、既に別の個体が成体の口元に移動していて、がっちりとベストポジションをキープしていました。
それでも、元の成体に戻った幼若個体。
成体の口側ではなく、背面に取りつきました(画面中央)
最近、この場所にいる姿を時々見かけます。口に近い方が餌を横取りしやすいはずですが…
あらためて成体の口側を確認すると…
なんと背面にいる幼若個体の腕が伸びてしっかり成体の口の中に突っ込まれていました…
成長して腕が届くようになったのでどこにいても「すねかじり」可能ってわけですね。
いつになったら独立するんだろう?
テヅルモヅルだけにモジャモジャとわかりにくい画像ばかりですみません。