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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

全国の動物園水族館で働く獣医さんの凄さ。

全国の動物園水族館で働く獣医さんの凄さ。

皆さんこんにちは、ともちゃんです。

 

セイウチは1ヶ月に1回、健康管理の指標のために「採血」を行っています。

繁殖シーズンになると性ホルモン値のモニタリングのために1週間に1回や2日に1回という高頻度になり、性ホルモン値の数値を確認しながら同居を行います。

セイウチたちの協力のおかげで採血がスムーズに。

 

「採血は獣医さんがやってくれるもの」。水族館に入る前、ボクは漠然とそう思っていました。

ですが、獣医さんがいない水族館ではトレーナーや担当者が採血をすることもあります。

そして、獣医さんが不在で緊急を要する時などには、獣医さん以外の人が採血することができれば動物たちに早急な治療ができるメリットもあります。

 

セイウチ担当9年目のともちゃんも昨年の11月頃よりセイウチたちの採血をさせて頂いています。

年明けから4月後半にかけてはブリーディングローン(繁殖のための動物の貸し借り)でうみたまごから2頭のセイウチも加わり、高頻度な採血検査も経験しました。

 

そして思ったのは「獣医さんは、ホントに凄い」ということです。

もちろん針を刺すのは人間でミスもしますし、相手は動物なので予期せぬ行動もします。

そんな不安定な状況でも、日頃の信頼貯金でスムーズな採血の手技には驚かされます。

まだまだ1人前にはなれないし、動物たちの協力なしではスムーズな採血はできませんが、彼らの健康を守るためにできることをやっていきたいなと思います。

 

【飼育研究部 ともちゃん】

 

 

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