皆さんこんにちは、ともちゃんです。
セイウチの見た目からの特徴は「口の周りのヒゲ」と「キバ」だと思います。
セイウチの代名詞ともいえるこのキバは「幼獣やメスに比べてオスの方が長く太くなる」という記述を見かけました。
これは野生下・飼育下、与えているエサの種類によっても変わってくると思います。
泉ちゃんのキバは確かに長いですが、ポウちゃんの方が太さはあります。
個体差はもちろんありますが、ツララはまだ短く、ポウちゃんや泉ちゃんと比べると細いです。
なぜオスの方が長く太くなるのかはよく分からないです。
ボクの推測ですが「体を大きく見せるための一つの方法」ではないかと考えます。
野生下でハーレムを率いるオスは、同種間の争いに勝つことが絶対条件です。
体を大きくすることで、第一印象で相手に恐怖心を与える目的もあるかもしれません。
セイウチ同士の闘争にキバを用いることは知られていますが、キバのないオスとキバのあるオスでは、勝敗は明らかですよね。
飼育下でオスを複数頭同居している水族館は少なく、オス同士の闘争を見る機会は滅多にないですが、彼らの遺伝子には「体を大きくする」ことが刷り込まれている気がします。
【飼育研究部 ともちゃん】