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去年の12月からへんな生きもの研究所でヒョウモンダコを飼育しています。
2000年以降、鳥羽水族館で展示したヒョウモンダコはこれで10匹目。今回もオスみたいですね。
毎年確実に入館するわけではありませんが、だいたい11月あたりからヒョウモンダコが見つかったと情報が入り始めます。
実は、ヒョウモンダコなど小型タコの寿命は1年ほどだと言われています。春から初夏にかけて孵化した稚ダコは次の年には成熟して産卵します。母タコは卵を孵化まで保護した後、その生涯を終えます。
初夏に孵化する幼体のサイズは小さいので目に付きにくいようで、それが翌年の秋になってようやくヒョウモンダコを目にするという理由のようです。
もう秋の季語にしてもよいと思います（笑）。
順調に飼育できれば、春先まではへんな生きもの研究所でご覧いただけます。へんな生きもの研究所のテンプライソギンチャク水槽にいますよ。
※（注意）ヒョウモンダコは有毒種なので見つけても決して素手で触れないで下さい。
【飼育研究部 森滝丈也】
