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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ミノヒラムシ展示しました

当館のキャッチフレーズは飼育生物種類数日本一(1200種)。この数をキープするのはなかなか大変なので、知らないうちに紛れ込んだニューフェイスを見つけると嬉しくなります。

スルーしがちな地味な普通種でもスターの原石かもしれません。見かけたら、こっそりスカウトして水槽デビュー!今回デビューしたのはミノヒラムシ。地味な普通種です。体長4㎝ほど。となりの海産問屋さんから頂きました。

さっそくへんな生きもの研究所にあるアパート水槽のひとつ「ナヌカザメ卵」水槽で展示開始(居候)。

ヒラムシの仲間はウミウシに似ていますが、全く別のグループ「扁形動物」の仲間。この仲間は、からだは平たく循環器や呼吸器は持ちません。口は裏面の中央あたりにありますが、肛門はないので餌を食べると排泄物は口から出します。

さて、地味なのでどこを推せば良いのか迷いますが、体前端にあるネコミミ状の触葉が可愛いかな。

あと、刺激を受けると、短時間ですが活発に泳ぐことだってできるんです。

クリオネ(ハダカカメガイ)みたいなアイドルっぽさはないですが、この泳ぐ姿はなかなかオススメですね(通常はあまり泳ぎませんが)。

【飼育研究部 森滝丈也】

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