鳥羽のオウムガイ(Nautilus pompilius)の飼育日数は平均するとおよそ2年ですが、過去には6年程(2190日前後)生存した個体もいます。
№89(2266日)・№45(2192日)・№79(2140日)これが長期飼育ベスト3(いずれもオス)
フィリピンからやってきた№155(メス)で1908日(1月9日現在)
長いとは気付いていましたが、あらためて確認すると、彼女はいつの間にかメス(野生由来)の中で最長飼育記録ホルダーになっていました。
最近、食欲が落ちてきて心配していましたが、今日は久しぶりにエビを4匹摂餌しました(元々エビが好みのようです)
内部の生殖腺(包卵腺)やエラなどはまだまだきれいで状態良さそうですが、もう繁殖には参加していないようです。
体重が重く、浮力調整ができないので、今はずっと水槽の底に沈んでいますが、これからものんびり生きてくれれば嬉しいです。
【飼育研究部 森滝丈也】