今日は恒例の熊野灘沖合い底引き網生物採集に出掛けていました。
ウオノエ好きの私としてはテンションが上がります。
かわえぇ!
採集した時はウオノエはカゴカマスの舌にしっかりとつかまっていましたが、水族館に到着して見るとモゾモゾと前方に移動していました。
大型個体がメス、小型の方がオス(正確に言えば…先に魚に取りついた個体がメスとして大型化し、遅れてきた個体はオスになります)
いつも思うのですが…こんなウオノエが口の中にいたら魚は食事に困るでしょうね。
カゴカマス自体は底引き網ではあまりまとまって獲れる魚種ではないので、このウオノエに遭遇する機会はあまりありません。
今回で3回目。
前回の採集時にウオノエの研究者の方に問い合わせてみましたが、これまでにカゴカマスからウオノエ寄生の報告はないようです。
もしかしたら珍しい種類である可能性もあるかもしれません。
さらにサンプルを集めて調べてみなくては。
【飼育研究部 森滝丈也】