最近、ルーティンワークと別にヨコエビに夢中になっています。
ブログでも紹介してる熊野灘水深200-300mに生息するヨコヤホンヤドカリに共生するヨコエビです。
ヨコエビの研究者さんに問い合わせたところ、イシクヨコエビ科のIsaea concinnaではないか?との返事を戴きました。
Isaea concinnaの分布域は日本海~ベーリング海の水深17~89mで、カイメンを付けたヤドカリに付着するそうで、日本沿岸からの報告はないそうです。
今、詳細を比較しようと、ぼちぼちと動きはじめています。
「変な生きもの研究所」から、日本初となるかもしれない、見たことが無い生物がどんどん見つかりますね(笑)
なかなか熱いです。
そして、このヤドカリにはもう一種ヨコエビが共生しています(これも以前のブログで紹介しています)
先のヨコエビ研究者とは別の研究者さんから、このヨコエビはタテソコエビ科だと思います、と教えて戴きました。
それで今、色々と文献を読んでいるのですが、どうもこのヨコエビも日本から報告されていない種のようです(種名は調査中)
それにしても、ヨコエビは格好が良いけど、体のつくりがややこしい。
…などと、ヨコエビ類(端脚類)ばかりガン見している、ここ数日でしたが…
ふと、ダイオウグソクムシ(等脚類)を見て、そのシンプルさになんだかほっとしましたね。
【飼育研究部 森滝丈也】