先日、ダイオウグソクムシ№13(13号)に体の変色を確認し、これは脱皮が近いのでは…?とお伝えしたばかりですが。
わずか2日で、さらに変色が進んだように見えて、毎日ドキドキしてしています(笑)
…あぁ、ちょっと写真では判りにくいですね。
さて。
この1週間、ずっと岩陰に隠れていた13号ですが、お盆休みの大勢のお客様に刺激を受けたのか、昨日の夕方に見ると久しぶりに水槽前面に移動していました。
奥が13号(手前 左は23号、右は12号)
上から見ると、この通り。
ちなみに…ダイオウグソクムシの水槽内の脱皮例としては、1996年にアメリカの動物園で3年飼育した個体が後ろ半分の脱皮をしたことが記録されています(その後死亡)
当館の5号はこれに続く脱皮例(今年の2月に脱皮)でしたが、13号もこれに続くのでしょうか。
なんとか完全脱皮に成功して欲しいものです。
そして、たまたまでしょうが、アメリカの例も当館の5号、13号も飼育3~4年で脱皮(の兆候)が確認されています。
興味深いです。
さてさて。
そんな13号ですが、本日15日はまた定位置に戻っていました。
【飼育研究部 森滝丈也】