先日、飼育日記で紹介したヤドリニナの仲間に寄生されたウニPrionechinus forbesianusですが…
これは状態の良かった1月19日の姿
3日ほど出張に出かけて戻ってきた1月31日、殻の一部が緑に変色していることに気が付きました。
ウニの仲間は状態が悪くなると殻が緑に変色します。
これは危ないな…
そして…今朝、ひっくり返って沈木から落下したウニを見つけました。
かすかに棘を動かしていたものの、すでに瀕死状態。
残念ですが、ボロボロになってしまう前に標本用に固定しなければ。
この個体は他の個体と比べて爪状叉棘が発達しているように見えるので、そのあたりを調べてたいので。
見ると、寄生していた2匹のヤドリニナも弱っていたのか(ウニが弱ったから離れた?)1匹がいなくなっています…
一瞬焦ったものの、すぐに探しあて底に落ちた貝を回収。
殻高2㎜ほどの小さな貝(ゴマ粒よりも小さい!)なので、行方不明になるかと思いましたが…一安心。
これは名前が付いていない種類(未記載種)である可能性が高いので、標本にしてきちんと調べなければ。