今、へんな生きもの研究所で徳島県で採集されたヒョウモンダコを飼育しています。 以前の日記でも紹介しましたが、このタコの摂餌行動は興味深い。 エビを与えると殻をきれいに残して中身だけ食べます。 先日与えたエビがこちら(食べ
カテゴリー: 08 無脊椎動物
形見分けのイソギンチャク
キンチャクガニは左右のハサミにイソギンチャクをつかんで身を守る武器として利用しています。 へんな生きもの研究所では、最近まで大小2匹のキンチャクガニを飼育していました(2匹はケンカをするので隔離していました) 小型個体は
ヒョウモンダコを展示しました
へんな生きもの研究所でヒョウモンダコの展示を再開しました。 2000年以降で鳥羽水族館のヒョウモンダコ展示は6回目。 これまでの個体は皆、三重県内で採集されたものでしたが、今回のヒョウモンダコは徳島県からやってきました。
ヨコヤホンヤドカリに共生するヨコエビがいます
熊野灘の水深200mあたりで採集されるヨコヤホンヤドカリからイシクヨコエビ科 Isaea属の一種が見つかることがあります。 このIsaeaは既知種が 4種しかいない小さな属で、他の大型甲殻類と共生する習性を持つことが知ら
ウデナガゴカクヒトデスイクチムシ
先日新種記載されたばかりのヒトデスイクチムシ科3種。 実は、私自身2年前まではこんな科があることすら知りませんでした。同じようにヒトデに寄生するシダムシ(甲殻類)について調べていて初めてその存在を知ったのです。 そして、
パラオオウムガイの食欲
現在水族館ではオウムガイ、オオベソオウムガイと合わせて3種同時展示を行っています。 それぞれフィリピン、ニューカレドニア、パラオと生息域も異なりますが、生息水温(深度)にも若干の違いがあるようです。 文献によると、生息域
ヒトデスイクチムシ科 3新種!
2013年から紀伊長島の沖合底引き網漁船甚昇丸さん(第十八甚昇丸)にお世話になって、熊野灘の生物調査を実施しています。その調査で見つかったスイクチムシの仲間3種がこのたび新種として発表されました!(スイクチムシは棘皮動物
アロークラブは落ちてくる餌を待つ
へんな生きもの研究所の「アパート水槽」は上下に並べた10基の水槽が1セットになって循環しています。 上の水槽からオーバーした海水はそのまま下の水槽に流れる構造です。 こちらはカワテブクロの水槽。 水槽内の石の下にウミケム
ヤドリニナが引き起こすウニの形態変化
12月に鏡餅ウニことPrionechinus forbesianus の行動について発表しようと、今準備を進めています。 その中のいちばん大きな♀(殻径18.0㎜)の形態が以前から気になっていました。 他の個体と違って、
カニにカボチャ、オウムガイにニワトリ
前回、モクズガニにカボチャを与える話題を書き込みましたが、あれは、カニを捕まえるための餌ではなく、捕まえた後にカニの味を良くするための餌のようですね。カボチャ風味になるのでしょうか(笑) 話は変わって、こちらはオウムガイ