へんな生きもの研究所で展示していたカワテブクロをより大きな「カワテブクロ先輩」に展示替えしました。 食欲旺盛! キビナゴを与えると… 胃袋を出して体の外で消化していきます。 翌日(18時間後)にはこの通り! 【飼育研究部
カテゴリー: 08 無脊椎動物
パラオオウムガイ№85
オウムガイ類の繁殖行動は「交接」で、オスが交接腕を使ってメスに精包を手渡します。 精包の中には30cm近くある長い精莢(せいきょう)が入っていて、その中に精子がつまっています(画像はオオベソオウムガイのもの) メスはオス
ヒョウモンダコの餌の食べ方
今、へんな生きもの研究所で徳島県で採集されたヒョウモンダコを飼育しています。 以前の日記でも紹介しましたが、このタコの摂餌行動は興味深い。 エビを与えると殻をきれいに残して中身だけ食べます。 先日与えたエビがこちら(食べ
形見分けのイソギンチャク
キンチャクガニは左右のハサミにイソギンチャクをつかんで身を守る武器として利用しています。 へんな生きもの研究所では、最近まで大小2匹のキンチャクガニを飼育していました(2匹はケンカをするので隔離していました) 小型個体は
ヒョウモンダコを展示しました
へんな生きもの研究所でヒョウモンダコの展示を再開しました。 2000年以降で鳥羽水族館のヒョウモンダコ展示は6回目。 これまでの個体は皆、三重県内で採集されたものでしたが、今回のヒョウモンダコは徳島県からやってきました。
ヨコヤホンヤドカリに共生するヨコエビがいます
熊野灘の水深200mあたりで採集されるヨコヤホンヤドカリからイシクヨコエビ科 Isaea属の一種が見つかることがあります。 このIsaeaは既知種が 4種しかいない小さな属で、他の大型甲殻類と共生する習性を持つことが知ら
ウデナガゴカクヒトデスイクチムシ
先日新種記載されたばかりのヒトデスイクチムシ科3種。 実は、私自身2年前まではこんな科があることすら知りませんでした。同じようにヒトデに寄生するシダムシ(甲殻類)について調べていて初めてその存在を知ったのです。 そして、
パラオオウムガイの食欲
現在水族館ではオウムガイ、オオベソオウムガイと合わせて3種同時展示を行っています。 それぞれフィリピン、ニューカレドニア、パラオと生息域も異なりますが、生息水温(深度)にも若干の違いがあるようです。 文献によると、生息域
ヒトデスイクチムシ科 3新種!
2013年から紀伊長島の沖合底引き網漁船甚昇丸さん(第十八甚昇丸)にお世話になって、熊野灘の生物調査を実施しています。その調査で見つかったスイクチムシの仲間3種がこのたび新種として発表されました!(スイクチムシは棘皮動物