4月上旬に「タッチング水槽のタコが卵を守っているから避難させてあげて下さい」と小学生とおぼしきお客さまからの連絡を受け、母タコと卵を塩ビパイプごと予備水槽に引っ越しさせました。 あれから、ほぼ1ヶ月… 文献ではマダコの孵
投稿者: もりたき
サンゴ水槽をLED照明に交換しました
エントランスホールにある、完成から今年で18年を迎えるサンゴ水槽。 ここで展示しているサンゴ(造礁サンゴ)は体内に褐虫藻を共生させているので、光合成をおこなって成長します。そこで、これまでこの水槽では照明に高輝度のメタル
カガミモチウニが産卵した!
いやぁ、昨日は興奮しました!カガミモチウニの話題です。 カガミモチウニはメスの上にオスが乗る興味深い習性を持つ深海のウニで、自然界では水深300mあたりで海底に沈んだ木を食べて暮らしています。2匹が重なるのはおそらく繁殖
ヒョウモンダコ紋次郎の近況
去年の11月からへんな生きもの研究所でヒョウモンダコ(名前は勝手に「紋次郎」と呼んでいます)を飼育しています。 これまでに飼育したヒョウモンダコはどれもエビやカニなどの活餌しか食べない印象でしたが、この紋次郎は解凍したオ
イッスンボウシウロコムシの引っ越し
3月に記載論文が公開され、新種のウロコムシとして展示デビューしたイッスンボウシウロコムシ。 新聞やテレビ、ラジオに取り上げていただき、そこそこ話題になっていますが、これからは飼育を通じて生態を明らかにできれば良いなと、考
(たぶん)ウスヒラムシの卵でした
先日の飼育日記でハナフタヤギ(?)のポリプの頸部に何かが卵を産み付けていたと、紹介しました。 第1印象から扁形動物(ヒラムシやプラナリアの仲間)の卵嚢では?と予想して、腰高シャーレに取り分けて様子を見ていましたが、 昨日
カガミモチウニの行動観察
去年の正月から隔離して行動観察を続けているカガミモチウニのジャンボちゃん(メス)。 去年一緒だったオスは夏頃にお亡くなりになり、今年の正月からずっと重なっていた新たなオスも春に突然行方不明に… という訳で、4月16日から
イッスンボウシウロコムシのオス探し
現在へんな生きもの研究所ではメスのイッスンボウシウロコムシを3匹飼育しています。 本種はメスの背中に小さなオス(矮雄)が乗る習性が明らかになっていますが、オスのサイズがメスに対してかなり小型(メスが2-3㎝に対してオスは
白いマナマコのその後
2月に岡山県は備前市日生町の漁協から白いマナマコをいただいたと、飼育日記で紹介しましたが、覚えているでしょうか?実は、この白いナマコは到着時に環境の変化で腸(内臓)を全て吐き出してしまっていました(安心してください!ナマ