5月2日にへんな生き物研究所のテヅルモヅル水槽で見つかったとても珍しい固着性クラゲ「リプケア」
当日の日記はコチラ
https://aquarium.co.jp/diary/archives/16637
ふと気がつくと右のリプケアがテヅルモヅルの腕に巻き付かれて一部欠損しているじゃないですか!
慌てて別の水槽(タコノマクラ水槽)へ移動しました。
研究者にお聞きしたところ、この仲間は無性生殖で増殖することが知られているそうです(クラゲの基部が切り離されて“芽”ができる)
ちぎれても無性生殖で増えてくれることを密かに願っています。
そして本日。
見ると…あぁ右個体はかなり崩壊してしまっています。
でも!2日前と比べて根元が広がってきているようにも見えます。見えますよねっ。
そして、崩壊したことを良いことに今日は発見時から気になっていたことを確認してみました。
実は右個体の生殖腺が発達しているように見えていたのです。
組織を回収して顕微鏡で観察すると…確かにそれは卵のような…
ひとまず、この卵?も回収して様子を見ることにします。
貴重なクラゲなので、無性生殖でも有性生殖でも良いのでなんとか個体数を増やしていきたいものです。
【飼育研究部 森滝丈也】