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先日お伝えしたムラサキヌタウナギの卵ですが…やはり未受精卵だったようで状態が歪に変化しはじめたものがちらほら。
そこで明らかに死卵だと判別できたものを数個処分しました。
卵の長さが2㎝ほどある大型卵。
卵殻を破ると、かなり濃厚な卵黄が。
化粧クリームかカスタードクリームくらいの粘度があります。
と、ここでどうしても味を確かめたくなって、少しなめてみました。
…！
塩味で濃厚な卵黄の味。
鶏卵の黄身に近い味わいでしょうか。そしてわずかな魚臭。
ヌタウナギの仲間は原始的な魚類ですが、卵の味は魚卵のものと言うよりは、鳥のそれに近い味がするのが興味深かったですね。あ、サメ卵にも近いかも。
新鮮な卵であればまた違う味がするかも知れません。
卵殻は軟らかく、ゼラチン質っぽい質感です。
【飼育研究部 森滝丈也】
