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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

おそらく春休みには孵化するでしょう

オウムガイ水槽に併設した孵化水槽に発生中のオウムガイの卵が2つ。

卵殻の隙間から幼殻が見え始めています。

 

オウムガイは水温24℃でおよそ10ヶ月(280-300日)かかって孵化します。

2つの卵は去年の6‐7月のものなので、このまま順調に発生が進めば春休み中に1つは孵化するでしょう、たぶん。

こちらはもう一つの卵。

 

実は、オウムガイは発生の途中で死にやすい「危険な時期」があることが経験的にわかっています。

この「卵殻からオウムガイの殻が見え始める時期」もその一つ。

 

原因として考えられるのは…

①水槽内にいるヨコエビが、割れはじめた卵殻の隙間から入り込んで発生中の胚を食害するため?(これは、別の理由で死んだ胚をヨコエビが食べているだけかもしれませんが。ヨコエビは定期的に駆除しています。)

②発生が進んでいることを初めて確認できる時期なので、嬉しくなった担当者(私ね)が触りすぎてしまうため?(記録写真を撮ったりするので…)

 

…といったことを前回の孵化(2013年10月孵化のP159、P160)の際にも飼育日記に書き込みましたが、その結果、なかなか良い手ごたえを感じたので今回も同様の方法で様子を見ています。

今回も無事に孵化してくれると良いのですが。

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