最近、ルーティンワークの合間に夢中になっているのがロクソソマを初めとする内肛動物。
飼育日記でもちょこちょこ紹介しています。
この内肛動物は世界で150種類ほどが確認されているようですが、見つかっていない種類もまだまだ多いそうです。
お互いが細い根っこ(走根)でつながる群体性のグループと、一つ一つが独立して生活する単体性のグループがあって、特に私が好きなのは単体性のロクソソマ科の方。
ですが、内肛動物であれば、それだけでテンションMAX!!
さて。
昨日、日記でも紹介した菅島からやってきた生物(コケムシ)の名前を調べようと顕微鏡を覗いた瞬間…
ぐわっ!…テンションMAX!!
そこに内肛動物がいるじゃないですか!(矢印)
のぞいた箇所にドンピシャ!この辺りにだけ集中しています。
大きさ0.3mmほど。
これは初めて見る種類です。
図版でしか見たことがありませんが、ペディケリナ属ではないでしょうか。
もしかしたら鳥羽湾にもペディケリナの仲間がいるのかも。
麻酔後、観察。数個体を標本固定しました。
ほとんど見る機会が無いと言われる内肛動物ですが、なにかしら不意に目に留まることがあります。
見たいという気持ちが、アンテナの感度を上げているのかもしれません(笑)