どーも、【いま】です( ^o^)ノ
今回紹介するのは「ミステリークレイフィッシュ」です。
(※CRAY FISHとはザリガニの英名です。)
日本語で直訳すると、「奇妙なザリガニ」。なんそれ(笑)
この種は、一見アメザリと似たような風貌ですが、非常に恐ろしい特徴を持っています。
何と 単為生殖 をするザリガニなのです。
単為生殖とは、簡単に言うと、1個体だけでも子孫を残すことができる生殖方法です。
このミステリークレイフィッシュには雄が存在せず、全て雌で構成され、
ひたすらに自らのクローンを作り続ける生きものなのです。
国内の野生下でも見つかったことがあるようですが、今のところ正確な帰化情報は掴めていないのが現状です。
野に放たれ単独で増え続けるとなると、物凄いスピードで自然環境が変わる可能性があるということです。
まさにミステリーという名にふさわしい、恐ろしい能力を持ったザリガニです。
もちろん鳥羽水族館では環境省の許可を得て慎重に飼育していますが、単為生殖にも弱点があります。
それは、他の遺伝子を組入れることをしないクローンザリガニなので、病気や環境の変化に付いていけなくなった場合、全滅する可能性が高いということです。
こういった種もいることを知っていただいて、野生ザリガニを見る機会がある方は、注意していただけると幸いです。
【いま】