皆さんこんにちは、ともちゃんです。
早いもので6月に入っていました。
台風一過、夏の足音が近づいてきましたね。
さてさて、6月4日~10日までは「歯と口の健康週間」です。
その名の通り、歯と口の健康に関する正しい知識の普及啓発を目的として制定されています。
セイウチの学名はOdobenus rosmarus、「歯で歩く海の馬」という意味になります。
昔の人は大きな牙で陸場を移動しているように見えたのかもしれませんね。
セイウチの歯は口腔内に16本、上顎の2本の犬歯(キバ)は伸長しますので、合計18本です。
雌雄共にキバは存在し、最大で1m程になると言われています。
確信はないですが、日本の水族館で飼育されているセイウチのキバを見比べると、メスよりオスの方が太い気がします。
与えているエサの種類や飼育環境も関係すると思いますので、高齢の方が長いといった明確な判断はできません。
推定18歳のポウちゃんのキバもかなり伸びてきました。
毎日のトレーニングではキバはもちろん口内チェックも欠かせません。
セイウチの歯から、人間にとって大切な歯の役割について考えるキッカケになれば幸いです。
【飼育研究部 ともちゃん】