三重県の尾鷲市に深海の海洋深層水を取水するアクアステーションという施設があります。
深層水の取水管は沖合12.5km先まで伸びていて、取水管の先端(取水口)は水深415mの海底。時々、この取水口の近くを泳ぐ魚などが深層水と一緒に吸い込まれてしまうことがあります。
今までに415mの深海からアクアステーションにやってきたのはこんな面々↓
これまでにも、何回か取水管に吸い込まれた深海生物を受け取りに行くことがあったのですが、先日、久しぶりに(6年ぶり!)訪問し、オオグソクムシ6個体を頂きました。
オオグソクムシたちは、帰館後すぐに へんな生き物研究所で展示開始しました。
海洋深層水取水施設は(確実性は低いですが)貴重な深海生物の入手先のひとつです。
【鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也】