皆さんこんにちは、ともちゃんです。
うみたまごからブリーディングローン(繁殖のための動物の貸し借りのこと)で来ているセイウチのブブちゃん。
鳥羽水族館にやってきて1ヶ月になります。
鳥羽の環境には少しづつ慣れてきている様子です。
定期的な採血検査にも協力してくれるおかげで、性ホルモンの動きを捉えることもできています。
数日前の採血検査でホルモン数値に動きが見られました。
なので排卵まではそう遠くないのかなと予想しつつ、ポウちゃんとの同居のタイミングや摂餌意欲、日中やトレーニング中の行動に注視しています。
平常時と比較するモニタリング作業は、項目が増えれば増えるほど大変ですが、多い分だけ正確な判断と共有できる材料も増えるので、飼育員同士の意思疎通には欠かせません。
排卵の前後は、行動や摂餌に大小様々な影響が考えられます。
そんな不安定な時にでも、僕たち「飼育員」の存在そのものが安心材料になれば良いなと考えています。
動物たちは言葉をしゃべることは出来ないけど、行動で問いかけてきます。
毎日のトレーニングでは、接し方一つ一つの積み重ねが大事なんだと再確認出来る瞬間です。
【飼育研究部 ともちゃん】