先日、3連結になったアメリカカブトガニを確認しました。
普段はメス、オスの2連結になっている事が多いアメリカカブトガニですが、この時はあぶれオスが勘違いしたのか、すでにメスとペアになっているオスの背後を思わずつかんでしまったようです(この後、すぐに離れていきましたが)
今、この水槽はオスの方が1匹多いからなぁ…
ちなみに、元々、カブトガニの仲間はメスの背後にオスがつかまる習性があります。
これは連結の様子を腹側から見た画像です。オスは第1肢でメスの後体の後端をしっかりつかみます(この画像で一番目立って見えているのは第4肢です)。
オスの第1肢は、このようにメスの後体の後端を把握しやすい形状になっています。
また、オスの前体(頭胸部)の前縁もメスの後体にフィットするようにくぼんでいます。
よくできた構造です。
今回、勘違いしたオスも新しいメスがやって来ればくっつくことができるはずです。
【飼育研究部 森滝丈也】