担当している魚類の中でもヤシャベラは結構お気に入りです。
今、コーラルリーフダイビング水槽(ゴシキエビがいる水槽)には大中小、3匹のヤシャベラがいますが、こちらが一番大きな個体。
水槽の左側の岩影を縄張りにしているようです。
夜叉(やしゃ)という単語は元々、インドの鬼神の総称を指す言葉のようですが、日本では「凶悪な人間」の比喩に使われますね。
でも、ヤシャベラは決して極道な魚ではありません。確かに黒と赤の体色は夜叉のイメージがあるかもしれませんが。
こちらは中サイズの個体。大個体に比べると顔つきがずいぶんマイルドなイケメン。
そしてこちらが最小個体。顔つきも体つきもかなり優しい印象。
3匹のヤシャベラは水槽の中でそれぞれが緩い縄張りを持っているようですが、特に牽制しあうこともなく穏やかに生活しているように見えます。
【飼育研究部 森滝丈也】