3月の底曳網で見慣れないヤドカリを採集したのですが(水深200-300m)詳しい人からウロコイトヒキヤドカリNematopagurus lepidochirusだと教えていただきました。ハサミ脚はウロコ上の突起に覆われていて、眼(角膜)が大きく、真ん中に茶色のラインが走っているのが特徴的です。
現在、へんな生きもの研究所アパート水槽でサガミモガニと同居しています。
初めて採集した種類かと思い、過去の画像データを見返してみましたが、2015年の3月にも採集していました。
そう言えば、この時も不思議な眼をしているな…と思った記憶があります。
同じ底曳き網で採集されるヤドカリと比べてもウロコイトヒキヤドカリの眼はユニークなので、比較してみると面白いかと思います。
【飼育研究部 森滝丈也】