ともちゃんです。前回のつづきです。
動物たちの観察を続け、頭の中で整理ができたら実際に動物に触れてみます。
トレーニングをするときの基本は「餌をあげること」ですが、いきなり餌をあげてみろ!とは誰でも難しいと思うのでまずは触るところから。まだ本格的にトレーニングには入っていませんが、この時からすでに始まっています。
何事もファーストコンタクトが大事ですが、動物相手も同じこと。「この人といれば何か良いことあるかも!」「コイツおもしろい!」と思わせたら今後の関係が作りやすくなるのではないでしょうか?
実はその方法、答えはありません。何十通り、何百通りの正解があります。その方法をトレーナーは毎日探しています。
ともちゃんは【動物の気持ちになって考える】ことが大事だな~と常日頃思っています。
動物に何かを教えるときに、どうすれば目標とした行動に近づけるかを考え、動物の状態を見ながら無理なく導いてやることを心掛けています。何でもかんでも無理矢理してしまうと、悪い印象をつけてしまうからです。
そうやってコツコツ築いてきた関係が良好なら、ショーに出たり、新しい種目を作れたりと行動の幅が広がってくるんですね!
つづく
【飼育研究部 ともちゃん】