チマキボラは日本の中部以南からオーストラリアにかけての暖かい海の水深100~400mに生息している巻き貝で、生きているときはやわらかなピンク色をしている美しい貝です。
チマキボラの英名はJapanese Wonder、学名はThatcheria mirabilis
ワンダーもミラビリス(‘驚異’の意)も共にこの貝の造形美に由来するようです。
以前は日本近海でしか採集できなかった為、非常に高価な貝だったと聞きます(今はフィリピン近海で比較的多く採集されるため、値段はそれほどでもないようですが)
日本を代表する美しい貝でもあるので、鳥羽水族館では館内案内図に使われています。
マリンギャラリーのピクトグラム(絵文字)がチマキボラなんですよ。
【飼育研究部 森滝丈也】