熊野灘の水深300mで採集したミズムシの仲間(種類不明、調査中)
ニチリンヒトデと共生しているのかいつもヒトデの体表から見つかります。
今回採集した個体はちょうど抱卵中でした。
このミズムシは体長5mmほどと小さく、ちょこちょこと動き回るので観察がなかなか難しいのですが、昨日(3/9)の朝に見ると、卵の発生は順調に進んでいるようで発眼(目ができること)が確認できました!
矢印の先、目があるのがわかるでしょうか?今見えているのは2個体だけですね。
ミズムシの仲間もオオグソクムシやダンゴムシと同じように、孵化後しばらくは母親が哺育嚢で幼生を保育します。
このまま順調に育って、何匹の幼生がどんな風に母親の保育嚢から出てくるのか…今から楽しみです。
【飼育研究部 森滝丈也】