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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

葉っぱノトリア

ノトリア(Nothria)とは

・貝殻などを付着させた筒状の巣をつくる底在ベントスの多毛類で、世界で40種類ほどが知られている。

・先月、熊野灘 水深300mで採集したノトリアは未記載種である可能性が高いことが明らかになった。また、枯れ葉を使って営巣するという本種特有の生態は興味深い。

・今、もりたきが夢中になっているが、同僚からは全く賛同が得られていない。先日、セールスに来た業者から「最近の飼育日記、もりたきさんの更新頻度すごいですね!とても面白いけれど、そろそろついて行けなくなりそうな…(笑)特にあのゴカイみたいなのとか…」と言われる。

 

ついてきて下さい!(笑)

巣作りの様子を観察しようと枯れ葉を投入してみました。

翌朝見ると、丸くかじり取ろうとしていました。

撮影のため、枯れ葉を少し移動させたら巣作りを中断してしまいました…

そのまま放置しておき、午後に確認すると、今度は朝かじっていた反対側を丸く切り取って巣材に使っていました。

この顎で器用に切り取ります。

切り取った枯れ葉の小片を引き込んで巣材にします。

この動きが実にかわいらしい。

短いいぼ足をむにむに動かすところなど萌えポイントなのですが(笑)

拡大して見ないとわからないだろうなぁ…

ノトリアの仲間は、普段は巣の中に隠れていることがほとんどですが、本種は崩れやすい枯れ葉を巣材に使うためか頻繁に巣材交換をするようで、動く姿が確認しやすいような気がします。

興味ある方はじっくり観察してみて下さい。

【飼育研究部 森滝丈也】

追記:後日、この枯葉を使って営巣する多毛類は、Nothria属ではなく、クシエライソメ Anchinothria cirrobtanchiata であることが判明しました。2017.6.12

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