こんにちは、今回はイルカの眼についてお話します。

まず、視力からです。イルカの視力を知るには、眼の網膜中の神経節細胞の密度を測定することで視力がわかります。
眼の網膜に試薬を使って細胞を染めて、顕微鏡で見ながら細胞の数を数えることで視力を計算します。そのようにして調べた結果、イルカの視力はヒトの視力で換算すると0.1くらいであると言われています。
この網膜を調べてわかることがもう一つあります。イルカは泳ぎながらどこを見ているか、つまりよく見える方向についてです。
よく見える方向を視軸といい、ヒトは視軸が一本、つまりよく見えるのは前方に一方向のみ。ですが、イルカにはそれが二本あり、ひとつは前方、もうひとつは斜め後方です。つまり、右眼は前を見て、左眼は斜め後ろを見るということができることになります。前を見て泳ぎながら獲物を狙い、後ろから敵が来ないかをみているのかもしれません。イルカの左右の眼はこのようにバラバラに機能しているらしいのです。
その他のイルカの視力の特性は
〇視力の数値: イルカの視力は水中で約0.1、空中では約0.08程度で水中での生活に適応しています。
〇視覚の適応: イルカは暗い環境での視覚能力が高く、わずかな光を最大限に利用することで、暗い場所でも物を見ることができます 。
〇動体視力: イルカは動体視力が非常に優れており、獲物を捕らえる際に有利です 。
【飼育研究部 とーみん】






