前回までの話でだいたいはオーバーフロー水槽の仕組みはわかってもらえたと思いますが、
ここで一つ疑問です。
このシステムだと、水面の水しか流れずに底の水が動かないのでは?という疑問があります。
はいその通りです。
ここでこんなものが水槽の中にあるのはご存知ですか?
これはピットと呼ばれるもので、底の水をろ過層へと運ぶ入り口です。
そして、ピットがあるバックヤードには必ず、
コレがあります。エア抜き配管口です。
???となったところで、解説します。
コレを見れば一目瞭然ですよね。
ピットから抜かれた配管は、一度水槽の水位まで立ち上がっており(立ち上げないと水槽に水が溜まらない)
そこからろ過層に落ちてゆくのです。
バックヤードにあるエア抜きの配管口は青色の矢印です。
おわかりいただけたでしょうか?このように水槽の底の水もしっかりと循環させているのです。
水面のオーバー、底のピット、この二つを併用することがキーポイントですね!
飼育研究部 つじ