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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

誰でもわかる水槽の仕組み その④ 

前回までの話でだいたいはオーバーフロー水槽の仕組みはわかってもらえたと思いますが、

ここで一つ疑問です。

このシステムだと、水面の水しか流れずに底の水が動かないのでは?という疑問があります。

はいその通りです。

ここでこんなものが水槽の中にあるのはご存知ですか?

これはピットと呼ばれるもので、底の水をろ過層へと運ぶ入り口です。

そして、ピットがあるバックヤードには必ず、

コレがあります。エア抜き配管口です。

???となったところで、解説します。

コレを見れば一目瞭然ですよね。

ピットから抜かれた配管は、一度水槽の水位まで立ち上がっており(立ち上げないと水槽に水が溜まらない)

そこからろ過層に落ちてゆくのです。

バックヤードにあるエア抜きの配管口は青色の矢印です。

おわかりいただけたでしょうか?このように水槽の底の水もしっかりと循環させているのです。

水面のオーバー、底のピット、この二つを併用することがキーポイントですね!

飼育研究部 つじ

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