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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ダイオウグソクムシ№5は性成熟に達したようです

2月12日に後ろ半分の脱皮に成功したダイオウグソクムシ№5

今はシェルターの中でじっとしています。前半分の脱皮に備えているかのよう。

そんな№5(5号)ですが…第2腹肢の内側に2本の突起ができていました(矢印)

これはメスに精子を渡す器官、交尾針です。性成熟に達すると形成されます。

どうやら、今回の脱皮で5号はめでたくオトナの仲間入りしたようです。

バージョンアップして5.2号か?(笑)

 

5号が交尾針を持っていない未成熟個体であることは以前から知っていましたが、今回、脱皮殻からも再確認。

脱ぎ捨てた殻がコチラ。

このベラベラが腹肢(親指の上に乗せているのが第2腹肢)

ご覧の通り第2腹肢には交尾針はありませんでした。

交尾針は今回の脱皮のタイミングで形成されたのです。

 

ついでに…脱皮殻の中身はこんな感じ。

私の指が透けて見えるほど薄くなっています。

次に前半分の脱皮に成功したら、長年の夢だった「王蟲の脱皮殻を見つけたナウシカ」ごっこができそうです(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

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