3月にクマムシ博士のHさんと会い、へんな生きもの研究所でクマムシの展示をしましょう!と盛り上がったのに、忙しさを言い訳にしているうちに気が付けばもう7月…ヤバい。
夏休みあたりを照準にクマムシ展示を目指さなくては…。熱心なお客様からも展示の催促を受けていますし。
そんなこんなで追われるように準備を進め、本日、注文していた飼育・展示に必要な機材が届きました。
そして今日の午後はアフリカマナティーの給餌当番に当たっていましたが、上手い具合に代わりに上司が潜水給餌することとなり、クマムシの展示準備を進める時間ができました。
さっそく飼育に必要なボルヴィック(ミネラルウォーター)と粉寒天を買いに行き、飼育培地つくり。
寒天じゃないとクマムシは上手く歩けないそうです。そしてここに薄く水を注ぎ入れます。クマムシは水の中で動き回ります。
次に、冷蔵庫の中から取り出したのは乾眠中のクマムシ(ヨコヅナクマムシ)
埃みたいですね。くしゃみしたら飛んでいきます、たぶん(笑)
これを水に浸すと10分ほどでモゾモゾと動きはじめるのです。この瞬間はいつ見ても不思議で感動的です。
本来なら、もっと早くから飼育開始して、産卵させて個体数を増やしておかなければいけないのですが…
さて、夏休みに間に合うでしょうか…
3月の飼育日記にはヨコヅナクマムシの姿を載せています。こちらもご覧ください。
https://aquarium.co.jp/diary/archives/15449
【飼育研究部 森滝丈也】