「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianusの重なり行動(マウント行動)
保育行動なのか繁殖行動なのか、はたまた未成熟個体を繁殖適齢期までキープする「囲い込み行動」なのか…
それとも、まだうまく沈木を食べることのできない幼若個体が下個体の排泄物を食べるために上に乗るのか…
どれも可能性がありそうだし、もちろんそれらが複合した行動の可能性も。
とりあえず行動観察を継続…
そして、ついに先日の金曜日、別の水槽で飼育していた残りの2個体も一緒にして総勢9個体を同じ水槽で飼育してみました。
画像左から(№2・№1)、№10、(№8・№5)、(№6・№7)
その反対側に№11、№4がいます。
もう皆さんにはどれがどれだかわからないと思いますが…(笑)
新たに2個体を導入しても3組のペアは組み合わせが変わることなく、ずっとマウント継続。
乱されません。
そこで、本日10:30また全個体をシャッフルしてみました。2回目の試行です。
そして、そのまま水槽に戻しました。
はたして、組み合わせはどうなるでしょうか?
前回は元の組み合わせ(元サヤ)に戻りました。
ちなみに…
欠番の№3は昨年死亡。№9はヤドリニナに寄生されていた個体です。
先日、№9は殻半分の棘を除去しました。こうやって見ると変形部位がよくわかりますね。
さて。
15:00に1組だけ重なっているウニを確認…
ところがこれまで組み合わさったことがない№7と№2でした。う~ん。
やはり上下の役割変化がないのは興味深いですけれど。明日はどうなる。