何度も言いますが、超マイナー生物・内肛動物が好きです。
特に単体生活者のロクソソマの仲間。
つい先日、へんな生きもの研究所で2種(ロクソミトラ属、ロクソソメラ属)を飼育中だと紹介したばかりですが、本日紹介するのは、ダイオウグソクムシ№5の歩脚で増殖中のロクソソメラ属の一種(高さ0.4-0.5㎜ほど)
昨夜は宿直でした。
暗い水槽の中を見ていて№5の右第3脚にもかなりの個体が付着していることを確認しました(画像は左第5脚のもの)
№5にロクソソメラ帝国の勢力拡大中です。
元々、単体性内肛動物は他の生物に共生する生物だと長い間考えられていたようですが、最近では先日紹介したオニダルマオコゼのロクソミトラのように非共生性の種もどんどん見つかってきているようです。
しかし、このロクソソメラは現在までに当館のダイオウグソクムシ№5の歩脚からしか見つかっていません。ガラス面などにも付着は確認できていません。
これがダイオウグソクムシだけに共生する内肛類なのか、今とても気になっています。
そして、№5だけでなく他のダイオウグソクムシにも付着することはあるのでしょうか…
現在、全国の水族館で多くのダイオウグソクムシが飼育されています。他の園館さんの個体からも見つかれば興味深いのですが…。
あ、ちょっと全国行脚して観察してきましょうか(笑)
どこかで見つけたら、ご一報いただけると幸いです…