それでは引き続き、ウツボへの愛を語っていきます。笑
まず始めに、前回では語れなかった、ウツボ類のすごいところをもう1つ紹介したいと思います。
ウツボ類には立派な歯と顎があるのは皆さんご存じかと思います。
しかし、実はウツボ類にはもう1つの隠された顎があるのです。
なんと喉の奥に、咽頭顎と呼ばれる第二の顎を持っているのです。
ウツボ類の食事は、まず第一の鋭い歯で獲物を捕らえると、奥から咽頭顎が出てきて、ガッチリとホールドした後、体の中に引きずり込んで飲み込みます。
つまり、1度ウツボ類につかまると、中々逃げられないということです。
ただし、これも実は可愛いポイントで、ウツボ類は体が長すぎて、吸い込む力が弱いため、咽頭顎がなければ餌を飲み込む事ができないのです。
ちょっと可愛い残念ポイントを補う、なんて知的な素晴らしい進化なのでしょうか。
餌を見つめるウツボ、可愛いですね!!
では最後にウツボバリエーションを紹介して終わりにしたいと思います。
ツノがチャームポイントの「トラウツボ」です。
名前の由来の虎柄も可愛い、ウツボ界のおしゃれ番長!
こちらは「オキノシマウツボ」です。
シンプルな模様故に、どこか気品を感じますね!
と、いったところで、2回に渡るウツボ回もこの辺りで終わりです。
ウツボたちの可愛さが伝わったでしょうか?
ぜひ、皆さんも海のギャングと恐れず、愛してあげてくださいね!!
【飼育研究部 やまおか】