外部サイト移動へのご注意

予約・購入サイト「Webket」に移動します。
よろしいですか?
いいえ

鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

「やまおかの推し魚」第10-2回 続、ウツボ

「やまおかの推し魚」第10-2回 続、ウツボ

それでは引き続き、ウツボへの愛を語っていきます。笑

まず始めに、前回では語れなかった、ウツボ類のすごいところをもう1つ紹介したいと思います。

ウツボ類には立派な歯と顎があるのは皆さんご存じかと思います。

しかし、実はウツボ類にはもう1つの隠された顎があるのです。

なんと喉の奥に、咽頭顎と呼ばれる第二の顎を持っているのです。

 

ウツボ類の食事は、まず第一の鋭い歯で獲物を捕らえると、奥から咽頭顎が出てきて、ガッチリとホールドした後、体の中に引きずり込んで飲み込みます。

つまり、1度ウツボ類につかまると、中々逃げられないということです。

 

ただし、これも実は可愛いポイントで、ウツボ類は体が長すぎて、吸い込む力が弱いため、咽頭顎がなければ餌を飲み込む事ができないのです。

ちょっと可愛い残念ポイントを補う、なんて知的な素晴らしい進化なのでしょうか。

餌を見つめるウツボ、可愛いですね!!

 

では最後にウツボバリエーションを紹介して終わりにしたいと思います。

ツノがチャームポイントの「トラウツボ」です。

名前の由来の虎柄も可愛い、ウツボ界のおしゃれ番長!

 

こちらは「オキノシマウツボ」です。

シンプルな模様故に、どこか気品を感じますね!

 

と、いったところで、2回に渡るウツボ回もこの辺りで終わりです。

ウツボたちの可愛さが伝わったでしょうか?

ぜひ、皆さんも海のギャングと恐れず、愛してあげてくださいね!!

 

【飼育研究部 やまおか】

 

Share