カニの話題が続きます。
へんな生きもの研究所で飼育しているペアのキンチャクガニ(キン太郎とチャク美)ですが、時々、興味深い行動が観察されます。
お互いに歩脚を伸ばして“握手”して、時折ピンピンと振るわせる…何か信号を送るような行動です。
画像右側がオスで、どうもオス側からアプローチしている様子。
実は、前日までメスは卵を抱えていて、孵化したばかり。この行動は次の繁殖を促す行動ではないかとにらんでいますが、どうでしょう?
もう少し観察を続けていきます。
キンチャクガニの行動について、何か情報をお持ちの方は連絡ください(笑)
さて、そんなキンチャクガニのキン太郎ですが、昨日の夕方に見ると、脱皮して綺麗になっているじゃないですか!模様くっきり。
こちらが脱ぎ捨てた殻。
ちなみに、キンチャクガニは脱皮するときにハサミでつかんだイソギンチャクを一時的に離すようです。
どんなふうにイソギンチャクを置くのか?波に流されないようにするのか?情報が少ないので、かなり興味があります。
いつか、その瞬間も観察してみたいものです。
【飼育研究部 森滝丈也】