皆さんこんにちは、ともちゃんです。
あっという間に4月、新年度が始まって早くも2週間がたってしまいました。
セイウチたちの繁殖シーズンはそろそろ終盤です。
ツララの性ホルモン値は、上昇を確認できていません。
体の変化(生殖孔の開きなど)も見られず…。
今年の排卵は来ない可能性も視野に入れています。
2021年、2022年、2023年と3年連続で排卵を確認できていたので、今年も問題ないだろうという予想でした。
今年のようなホルモン値の動きは初めてで、何をどう対応すればよいのかも判断できないまま1日1日が過ぎ、現在に至ります。
「1年に1回、必ずやってくる」のが当たり前ではない事を痛感しています。
まだ断定はできませんが、今季の経験を踏まえて、早くも来季の計画を立てていかなくてはいけません。
現在ポウちゃんとツララは飼育場を別々にしています。
2頭とも摂餌や行動がここ最近やっと落ち着いてきました。
1日でも早く、彼らのリズムを取り戻していきたいと考えています。
ツララは鳥羽水族館にやってきてもう8年で、今年の5月31日で15歳になります。
落ち着いて刺激の溢れる生活ができるよう、これからも見守っていきます。
【飼育研究部 ともちゃん】