現在、コーラルリーフダイビングソーンの展示水槽にゴシキエビ、予備水槽にニシキエビを飼育しています。彼らは長期間飼育していると、徐々に殻の色が退色していく傾向があります。
嗜好性が高いマアジやオオアサリを餌として与えていたので、それが原因かもしれません。あるいは、同属のイセエビやケブカイセエビだとそれほど退色しないので、もしかしたら高水温の環境だとより退色しやすいのかもしれません。
いずれにしても、見た目は良くない。
そこで、体色を元に戻すべく、去年の年末から餌のメニューを変更、鮮度が良い冷凍シバエビを中心に与えることにしました。
当初は何回かの脱皮を経て、徐々に体色が戻れば良いかな…ぐらいの淡い期待だったのですが…
シバエビを与え始めてから4ヶ月ほど経過した今月の4日、予備水槽のニシキエビが脱皮しました。
…うわっ!
何と、ニシキエビ本来の鮮やかな体色に戻っているじゃないですか!い、いきなりですか⁉
ちょっと、脱いだ殻の色と見比べてみてください。元々は、こんな色だったんですよ。あまりの激変ぶりに驚きました。
これは展示水槽のゴシキエビの変化にも期待が高まります~。
実はゴシキエビの方はメニュー変更から3週間ほどで一回脱皮をしています(1月11日)。この時は少し変化したかな?という程度だったんですが、たぶん次の脱皮の時は激変するはず。
現在のゴシキエビの姿
これは期待しかない。
【飼育研究部 森滝丈也】