すでに公式HPでお知らせしていますが、2月12日にパラオオウムガイが入館しました。
現在、オウムガイの仲間は個体数が減少しており、保護のため国際取引に制限が設けられているため入手が困難になっています(現在、国内でオウムガイ類の飼育・展示をおこなっているのは鳥羽水族館だけです)
鳥羽水族館では昨年の11月に最後の飼育個体がいなくなり、オウムガイの展示は休止せざるを得ない状況になってしまいました。この間、オウムガイを楽しみに来館されたお客様には大変ご迷惑をおかけしました。
ようやく待ちに待ったオウムガイ(パラオオウムガイ)の展示再開です!
さて、パラオから到着したオウムガイたちは1日ほど養生して、昨日が初の給餌日でした。輸送のために餌止めをしていたので、かなりお腹が減っているようす。
ちなみに鳥羽ではこんな風に1個体ずつザルに隔離して給餌しています。
全ての個体をザルに入れてしまうと、お客様は浮かんだザルしか見えないので(笑)一部の個体は順番待ちとなります。
ところが、よほどお腹がすいていたのか、このコは待ちきれずに餌のにおいがするザルにかじりついていました。
順番待ちの個体だけではなく、こちらは食べた終わったのに、まだまだ足りないようす。隣のザルに襲い掛かっていました(笑)。このあと追加で与えました。
やはり、元気にもりもり食べる姿を見るのは良いものですね。
【飼育研究部 森滝丈也】