皆さんこんにちは、ともちゃんです。
先日セイウチたちのトレーニングが終わり、自由に水槽を泳いでいるセイウチたちを眺めていました。
外は暖かくなり、風も柔らかく、過ごしやすい鳥羽の春が近づいてきました。
ボーっとセイウチたちを見ていると、年配のご夫婦がメモを取りながら話しかけてくれました。
「どの水槽もキレイで楽しめました、ありがとう。」
セイウチたちを指さして…
「こんな大きな生きもののお世話をするのは大変でしょう?」と心配げなお母さん。
「入館料が安すぎるくらいだよなぁ」とお父さん。
「この子達もスタッフの皆様も、体に気をつけて頑張ってください」と。
ホントはもっと感謝の気持ちとか、セイウチの魅力とか話したかったけど、うまく言葉が出てこなくて「ありがとうございます」と深いお辞儀しかできませんでした。
動物園や水族館で生きものを飼育・展示する意義を再確認しました。
種の保存や研究の重要性と同じくらい大変なことだなぁと感じていた「伝えること」。
生きものと向き合って得られた情報を発信し続けていかなくてはならない、という決意を新たに、また頑張っていきたいです。
「水族館」っていいなぁ。「春」っていいなぁ。
【飼育研究部 ともちゃん】