状態が良く、ちょうど良いサイズ感のジュズエダカリナが手に入ったので、へんな生きもの研究所のアパート水槽に展示しました。
本種は淡い藤色のキレイなカイメン(動物)です。
よく目にする普通種ですが、これまで展示という形では扱ったことはなかったですね。
新メンバーさん、いらっしゃいませ~。
さて、このジュズエダカリナ(数珠・枝・カリナ)ですが、ほとんどが「○○カイメン」の和名で呼ばれる中、なぜカリナと名付けられたのか、少し不思議に思えます。
まぁ、経緯はともあれ、どうやらこれは学名のSiphonochalina truncata の一部(chalina)が和名になったパターンのようですね。そして少し調べてみたところ、どうやらこのChalinaは首に巻くストールの意味があるらしいということも分かりました。
なるほど、確かにそれっぽいです。
海綿からストールというイメージのつながりもなかなかおしゃれ。
(…と、ここまで書いてきましたが、何と、2020年に大きく分類の再編成があったらしく、ジュズエダカリナの学名はCallyspongia lindgrei になったようです。和名は変わりませんが。)
【飼育研究部 森滝丈也】