皆さんこんにちは、ともちゃんです。
ボクの飼育日記で頻繁に紹介しているポウちゃんの体重についての話題。
セイウチは発情期(12~3月頃)に向けて、増体していくことは皆さんご存じかと思います。
この増体する時期、オスでは顕著に首回り~肩にかけて大きくなっているのが写真を見返してみると分かります。
発情期においては、血液検査で性ホルモン値を測定します。
男性ホルモンの一種である「テストステロン(Testosterone)」というホルモン値の上昇を確認することで、交尾適期の指標の1つに用いられますが、このテストステロンは精巣などの男性生殖組織の発達に重要な役割を果たすと共に、筋肉量や骨量の増加などにも影響を与えるそうです。
すなわち何が言いたいかというと「ポウちゃんの首回り~肩にかけては筋肉が増えてきている」のだと考えています。
トレーニング時に触ってみると、お腹や背中など他の部位に比べると硬いです。
脂肪というより筋肉という感じがします。
キバの大きさもそうですが、体格の大きさもセイウチたちの生き残り戦略には欠かせないポイントになってくるはずです。
ゴリマッチョへの道を突き進むポウちゃんと、3頭のメスの間での恋の行方を、期待をふくらませつつ見守りたいと思います。
【飼育研究部 ともちゃん】