皆さんこんにちは、ともちゃんです。
1週間ほど前からポウちゃんの状態がいつもと違いました。
エサへの反応(要求、食べ方など)は普段と大きく変わりませんが、プールの中では体が重そうな感じでほとんどずーっと浮いたまま。
左の前肢を使って起き上がったりするのに抵抗があるようで、トレーニング中の動きもいつもに比べると活発さは感じません。
体温が高かったので、獣医さんと相談して投薬とエサ量の調整、採血をしました。
現在は体温も下がって、体の動きも少しづつ戻ってきています。相変わらずエサは欲しそうな印象で、少し安心しています。
ここ最近グッと寒さがやって来たと思ったら、2.3日暖かさが戻ったりと、1週間の中でもかなり差があったように感じます。
野生下で厳しい環境に生息するセイウチたちは、僕らと同じかそれ以上に環境の変化(気温や水温)には敏感なのでしょうか。
以前飼育日記でも紹介しましたが、発情期にはホルモンバランスに変化が出ますので、行動や体調に少なからず変化が起きます。
体が大きなセイウチたちの体調管理の難しさには、いつまでたっても慣れません。
病気の予防や、いざという時の治療のために、日々のトレーニングの重要性を感じました。
【飼育研究部 ともちゃん】