奇跡の森でリクガメを見られる際に、こんな場面に遭遇する事もあります。
見たままの事を文字に起こすと、「ヒモに吊した植物をリクガメ達が食べている。」です。
時々お客様から「まるでパン食い競争やん。」という声も耳にします。(実際に運動会でやってるの見たことないけど・・・私だけ?)
これは給餌の一環なのですが、色々と意味がありまして、、、
写真ようにリクガメは高い所にエサがあると自ずと前脚を使って体を浮かせ、首を伸ばして餌を食べます。(食べているのは大好物の「桑の葉」)
これによって、前脚の運動になり筋力の低下を防ぐことができます。
普段と違う餌の与え方なので,リクガメ達の良い刺激になれば尚良しだと思います。
しかし、この与え方は普段の餌の前に行っています。どれだけ夢中で吊された桑の葉を食べていようが、普段の餌を置くと・・・
途端に桑の葉を食べるのを止めて、普段の餌を食べに行ってしまいます。
どちらが一番楽して苦労せずに食べられるのかを分かっているのでしょうか?
やれやれ・・・と思いつつも、カメのこういう所が憎めない自分がいます。
【飼育研究部 ニッシー】