皆さんこんにちは、ともちゃんです。
ずいぶんと秋らしい気候になってきました。
この時期の水族館は修学旅行シーズンで、館内は小学生で賑わっております。
レストランベイサイドの前を通るとみんなが食べているカレーのいい匂いがしてきます。
さてさて、修学旅行シーズンには鳥羽水族館のスタッフの恒例行事である「教養セミナー」があります。
宿泊しているお宿に僕たちがお邪魔して、1時間ほど水族館の話や生きものの話をして、次の日の水族館を人一倍楽しんでもらおうという目的があります。
それぞれ、担当の生きものの話をするスタッフの姿は、目が輝いて熱量があってカッコイイです。
僕は当然セイウチの話をします。
最初は少し警戒気味な小学生たちが、最後には色んな質問を投げかけてくれる様子を見ていると「セイウチの魅力が伝わったかなぁ」と、少し胸を撫でおろします。
僕たちの「伝えたい、聞いて欲しい」の一方通行では、なかなか伝わりません。
人も動物も同じで、まずは環境をしっかりと整えることが大切な事かなぁと感じます。
僕がお話した子どもたちの中で、将来、水族館で働く人が現れるかも?
いつかそんな嬉しいことがあったらいいですね!
【飼育研究部 ともちゃん】