皆さんこんにちは、ともちゃんです。
セイウチに何かを教える時は「ご褒美」を使います。
ご褒美と言っても沢山あります。
エサとなるお魚、おもちゃ、氷、体を触ってあげること…
ご褒美の中でも特に人気絶大なのはエサです。
エサ(食べ物)は動物の生命維持に必要不可欠だからです。
最近ともちゃんは、セイウチたちに何かを伝える時に、そのご褒美を『できるだけ早く』与えています。
それは、彼らが行動したことに対して素早く「OKだよ!」と伝えたいからです。
例えば人間なら「ラーメンが食べたいなぁ」と思ってる時に、ラーメンが出てきたら「これこれー!」ってなります。
でも「ラーメンが食べたいなぁ」と思ってから3.4時間後にラーメンが出てきても「うん、美味しそう(今は気分じゃないけども…)」って。
何が言いたいかというと、タイミングよくご褒美を与えないと、伝わり方に差が出てしまうという事。
特に初めて教える動きには、素早く・たくさん与えると伝わりやすい気がします。
ですが、たくさん与えすぎると、その動きを何度も繰り返してしまうので、ご褒美の量についても注意が必要です。
「教えて・教えられて」ヒトも動物も考える時間は、とても幸せな時間なのです。
【飼育研究部 ともちゃん】