お久しぶりです!たっけーです!「変わったトノサマガエル達」をGコーナーにて展示しているので紹介します。
なぜ変わった色なのか説明します。皆さんがカエルを描くとほとんどの方は緑色に塗りますよね。なぜ緑色に見えるのでしょう?
例えばアマガエルの皮膚の造りを考えてみます。皮膚は3つの層に分かれていて一番上が黄色、二番目は青の光を反射するので青色、三番目は黒色ですが、これはバックスクリーンの役目をしています。絵の具でも黄色と青色を合わせると緑色ができますね。それと同じ事で黄色と青色が合わさって人の目にはカエルの体色が緑色に見えるわけです。詳しくは下の解説パネルを見て下さい。
この原理で考えてみましょう。「青色のトノサマガエル」は皮膚の細胞層に異常があり、一番上の層が黄色でなくなってしまったため、青色に見えてしまいます。こちらのカエルは松阪市の方より寄贈していただきました。
「白色のトノサマガエル」は三番目の層の黒色が何らかの原因で無くなってしまったため、二番目の青色も反射できず、黄色が際立った白っぽいカエルに見えます。こちらのカエルは滋賀県の方より寄贈していただきました。
少し難しい話でしたが、なかなか見ることが出来ない、レアな色のカエル達を是非見に来てあげてくださいね!ケロケロ~【飼育研究部 たっけー】