酷暑が続いております。皆さまくれぐれもご自愛ください。
さて、今回は学名の話。
学名とは世界共通で使われている、言ってみれば生物種の本名。普段私たちが使っている和名はあだ名のようなものです。
水族館の紹介パネル等で目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
何だか難しいもののように思われがちですが、ルールさえ解れば結構面白いんです。今日はそのルールの内2つをご紹介。
1つ目は二名法。学名は前半の「属名」と後半の「種小名」の2つの単語からなります。これが二名法。名字と名前と考えればイメージしやすいかと。
近いグループの生物は「属名」の部分が共通します。
もう1つはラテン語で表記されるという事。
現在、公用語として使っている国がほぼ無いため選ばれました。
例として我々ヒトの学名は
Homo sapiens
となります。ちなみに読みはほぼローマ字と同じでホモ・サピエンス。日本語に訳すと意味は「賢い人」。
涼しい水族館で写真を撮って、学名の意味や生態などをまとめる。お子様の自由研究にいかがですか?
最後にセイウチの学名も紹介しましょう。
Odobenus rosmarus
意味は「キバで歩く馬のような生物」
・・・・・・馬?
【飼育研究部 まえだ】