先月19日に後ろ半分を脱皮したオオグソクムシのその後です。
以前にもお伝えしましたが、オオグソクムシなど「二相性脱皮」をする等脚類はまずはじめに後半部から脱皮します。
その際、なぜか後ろ側ではなく前半部が白く変色します。
これは脱皮によるロスを防ぐ為に、脱ぎ捨てる殻からカルシウム分などを前半部に移動させておくためだと推測していますが、この体色変化は意外と目につくので脱皮時期のサイン(兆候)になると考えています。
さて、そんな体色変化のようすです。
ようやく後半部が白く変色しはじめました。これは前半部の脱皮の準備かもしれません。
【飼育研究部 森滝丈也】