昨日の夕方に見かけたのは、何かを訴えかけるかのようにこちらを向くダイオウグソクムシ№14(14号)。
時折、顎を動かすのでしゃっべているようにも見えたり…
さて。
その日はへんな生きもの研究所でロクソソメラを探す女性(お客様)に声かけられました。
ダイオウグソクムシの体の向きなどの条件が合わないと、ロクソソメラは小さすぎて観察はできないのですが、それを見にお客様が水族館に来られるとは…ロクソソメラも少しずつ認知されてきましたね(笑)
(実際にそういうマニアな方は何人かいらっしゃいます)
さてさて。
その日の夕方の見回り時。ちょうど12号がガラス前で静止していたので、ロクソソメラを探してみました。
ちなみにこれまでにこの個体からは確認されていません。
すると…右第5胸脚にロクソソメラが初めて確認できました(矢印)
これで5号、13号、26号に続いて4個体めですね。
ロクソソメラは着実に水槽内で増えているのかもしれません。
興味深いのはこれまでにこれが見つかっているのは、ダイオウグソクムシの胸脚ばかりなこと。
それもほとんどが後半の4対(第4~7胸脚)です。
もしかしたら選択性が高いのかもしれません。
【飼育研究部 森滝丈也】